キス不可避




「ところでさっきから愛の後ろをくっついて離れないその男は何?」


「幼馴染の愁くんだよ」



彼氏がいる時は会いにこないでって言ってたから1週間ぶりの愁くん



昼休みに教室に来たと思ったら、大きく開いた脚の間に私を座らせて、肩に顔を置きながらゲームに夢中だ




「いや、距離感バグってるでしょ」


「え?そうかな?」


私達の中では当たり前なんだけど

確かにクラスの人からの目線が痛い



「愁くん、ちょっと重い」


「ん。」



肩から顔を離してくれたものの
特に席を離れようともしない

会話に入ってくるわけでもない



でも…そばにいて違和感がないし



「むしろ居心地良いんだよね」