キス不可避




「ずっと、言おうと思ってたんだけど。」


「うん?」



「愛の大事にしてたファーストキス、もうとっくの昔に俺のなんだ」



こんな今更……

俺、まじ最低



「中2の時、泣き疲れて寝た愛に…こっそりキスした。ごめん、だからさっきのはファーストキスじゃなくて…」

「ふっ、ふふ、」



愛はきょとんとしたあと

急に花が咲いたみたいに
小さく笑った



「私の初めて、愁くんだったんだ。」



ずっと気持ちを隠して傍にいたけど


愛は、彼氏ができて振られる度に
毎回どんな気持ちで俺の所に戻ってきてたのだろう