そう、私、糸瀬綾乃は実は黒瀬に片想いをしている。
しかもかなりこじらせた。
初めて話した日から私は黒瀬のことがずっと好きなのに、昔から素直になれないこの性格のせいで関係は最悪。
いつも気持ちとは正反対のことばかり言ってしまう。
本当は話しかけてくれるだけで嬉しいし、体育の時のダンク姿だってかっこよすぎて直視できなかったのに。
可愛くないことばかり言って、今日も失敗してしまった…。
後悔に襲われながらしくしくと涙を流す。
表では強気で素直じゃなくツンツンしたことしか言えない私なのに、裏ではこんな風にすぐ泣いてものすごく弱いってことをもしも黒瀬が知ってしまったら、きっと幻滅されるに決まってる。
だから私は、完璧でクールな糸瀬綾乃でなければいけないのだ。
たとえ、好きな人に恋愛対象として見てもらえなくても…。
しかもかなりこじらせた。
初めて話した日から私は黒瀬のことがずっと好きなのに、昔から素直になれないこの性格のせいで関係は最悪。
いつも気持ちとは正反対のことばかり言ってしまう。
本当は話しかけてくれるだけで嬉しいし、体育の時のダンク姿だってかっこよすぎて直視できなかったのに。
可愛くないことばかり言って、今日も失敗してしまった…。
後悔に襲われながらしくしくと涙を流す。
表では強気で素直じゃなくツンツンしたことしか言えない私なのに、裏ではこんな風にすぐ泣いてものすごく弱いってことをもしも黒瀬が知ってしまったら、きっと幻滅されるに決まってる。
だから私は、完璧でクールな糸瀬綾乃でなければいけないのだ。
たとえ、好きな人に恋愛対象として見てもらえなくても…。

