神託は、二度名を告げる

恋愛(ピュア)

haruno/著
神託は、二度名を告げる
作品番号
1758509
最終更新
2025/08/14
総文字数
6,604
ページ数
3ページ
ステータス
未完結
PV数
28
いいね数
0
 冬の王国の王太子ユリウスは20歳になる日の朝、
神殿の水壁の前にいた。

 遥か昔の神と人の盟約により、
女神と神獣の血を引く王族は、
神が定める花嫁とのみ婚姻が許される。

その花嫁は神託で決まり、
神託は神殿の水壁に文字で浮かび上がる。

 運命の時を前にユリウスは目を閉じ、
人生最初で最後の神への願いを唱え、祈った。

神よ、どうかセラ・エルグランを私の花嫁に──

神殿に神官の声が響いた。
「水壁に、名前が現れました」

ユリウスはゆっくり目を開け、その文字を見つめた。
そこにある名は──


神殿の大鐘が城下町に鳴り響く。
神託が下されたことを知らせる鐘の音だった。
その鐘の音を自宅で聞いたセラはギュッと目を閉じた。

──ユリウス、どうかどうか幸せに……

神殿に向かってセラは祈りを捧げるようにそう願った。

同じ時、遠く離れた帝国の大神殿で
皇太子レオニスがユリウスに下された神託を見守っていた。

そして皇太子レオニスはその神託に意義を申し立てたのだった。
「彼女は私の花嫁として一年前にすでに神託で決まっている!」

神託は、二度同じ名を告げた

叶わない恋、揺らぐ友情、抗えない運命
水壁に映る名が、三人の未来を切り裂いていく


※ストーリー完結まで作成済み、ハピエンです。
推敲して公開していきますのでどうぞお付き合い下さい。

※表紙絵は生成AIによる



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