(続)私に無関心な彼は激重でした

やっと家について『東』という表札を見つける。


持ち家なんだな、実家暮らしか?


まだこの時はもちろん旦那が居るなんて知らなかったし、『東』という苗字が新性だなんて分からなかった。


未来の鞄を勝手ながらに漁らせてもらい
鍵を見つける。キーホルダーがついていて

どうやらお揃いのよう、友達とのお揃いか?


「ほら未来。ちゃんと立って」

そして玄関を見渡すと一人の男性が立っていた。




『わざわざ家まで送ってくれてありがとう。同期くん?』


"同期"という言葉を強調させて言っているようだ