(続)私に無関心な彼は激重でした

「大晴。ごめんね」


しばらく沈黙が流れていたのを破ったのは未来。突然謝ってきた。


「どうして謝るの?」


「え?……大晴、渡月橋私と行くつもりだったよね。も、もしかして、自意識過剰だったかな!?」


「……ううん。行くつもりだった。」
俺は馬鹿正直に答える。

「そっか。でも……ね、椿と行きたかった理由があってね」


「うん。」未来は何やら話し始める。


「私、中一の時の修学旅行で椿と出会ったんだよね」


「え?修学旅行で、?同じ中学じゃなかった?」

「ううん。他校だよ。それでたまたま修学旅行の日と場所が椿の中学と被ったみたいで」


「うん。」