(続)私に無関心な彼は激重でした

「私久しぶりに渡月橋いきたいな」

「え!行きたい!でも私五重塔も見に行きたいんよねえ〜」


あ、そうだ。

「じゃあ京都駅エリアと嵐山エリアで分かれよう。お前は京都駅エリアな」

俺はムカつくアイツを指さす。

「俺に選択権ないんだ!?まあ、いいけど女一人は危ないしな」

「……」

「おい!椿!そこはキュンとするとこな!?」


よし、これで未来と二人きりだ。

未来もきっと喜んで……


「……んー、」

あれ?なんか考え込んでる?何を悩んで……


「椿!私、渡月橋は椿と行きたいから後で合流しようね!」

「……分かった!」


俺とは……行きたくない……ってことか、?


「大晴もそれでいい?」未来が俺の顔を覗き込む。


「……ぁ、ああ。」悲しませるわけにも行かないので


「んじゃ!またね椿達〜!」