「さっき言ったでしょ？未来が欲しいって言ってもあげないって。もう寝よう。」


お説教……ぜんぶ、こうなることも

大晴にお見通しだったんだ。

悔しい、……ぃ……、やだあ……


「……うっ……わああんっ！大晴、ごめんなさいぃ……私は大晴しか好きじゃないよぅっ」


「えっ、ちょ……っ、未来泣かないで」


「やだ、やだやだぁっ……」


自分でも我儘だってことは分かっている。

「キス……っ、もっとして……、
いつもやってることも、っ、したいっ」


「未来……。自分が何言ってるか分かってんの？｣

「分かってる、分かってるよ……ぅ」

「……っ、もう知んないから。」