黙り込んでいた椿が観念したように項垂れながら、弱々しく話し始める。
「………また見たかったんです」
「……」
「カワセミが喧嘩する姿は綺麗で。どうしても見たくて」
椿の茶色い瞳がわたしを通して憧れの人物を見るように遠くを見る。
「昔、カワセミに助けられたことがあって。───でも、翡翠さんを危ない目に合わせるなんてどうかしていました、俺」
「別に危ない目になんてあってないけど」
「黙ってろ、翡翠」
翔真に怒られて仕方なく口を閉じる。
「翡翠さんは女の子なのに。あんな族に捕まったら無事で済まないかもしれないのに、カワセミの一面ばかり見て……俺、最低ですね」
「べ、」
また口を挟もうとしたわたしを翔真がわざわざこちらへやって来て、後ろから塞いでくる。
ふごふごと手に阻まれて話せないので早々に諦めて睨むけど、その手は離れることがない。
「………また見たかったんです」
「……」
「カワセミが喧嘩する姿は綺麗で。どうしても見たくて」
椿の茶色い瞳がわたしを通して憧れの人物を見るように遠くを見る。
「昔、カワセミに助けられたことがあって。───でも、翡翠さんを危ない目に合わせるなんてどうかしていました、俺」
「別に危ない目になんてあってないけど」
「黙ってろ、翡翠」
翔真に怒られて仕方なく口を閉じる。
「翡翠さんは女の子なのに。あんな族に捕まったら無事で済まないかもしれないのに、カワセミの一面ばかり見て……俺、最低ですね」
「べ、」
また口を挟もうとしたわたしを翔真がわざわざこちらへやって来て、後ろから塞いでくる。
ふごふごと手に阻まれて話せないので早々に諦めて睨むけど、その手は離れることがない。
