「知ってます」
「は?」
「場所は……ここ。まあ、俺らが着く頃には翡翠さんが潰しているでしょうけど」
そう言ってあっさりと言われたことに唖然としつつ、見せられた画面を覗き込むと、ここからそう遠くない場所を示すマップ上に赤い点が点滅していた。
「GPS……」
「勝手につけたわけじゃないですから」
────ドンッ!
ふいに理人さんが真ん中にあるテーブルを蹴る。
「───椿。説明しなよ」
拒否権はないといわんばかりに垂れ目の瞳がつり上がって凛々しく光る。
「は?」
「場所は……ここ。まあ、俺らが着く頃には翡翠さんが潰しているでしょうけど」
そう言ってあっさりと言われたことに唖然としつつ、見せられた画面を覗き込むと、ここからそう遠くない場所を示すマップ上に赤い点が点滅していた。
「GPS……」
「勝手につけたわけじゃないですから」
────ドンッ!
ふいに理人さんが真ん中にあるテーブルを蹴る。
「───椿。説明しなよ」
拒否権はないといわんばかりに垂れ目の瞳がつり上がって凛々しく光る。
