兄たちの影響で男勝りな口調に加えて、愛想もないし、気が利くわけでもない。
……それに翔真にだって馬鹿力だの怪力女だの散々言われてきたし。
「───翡翠ちゃん」
顔を上げると、真剣な茶色の瞳と目が合う。
「お前はお前が思うより良い女なんだよ。それこそ、関わった奴らが無意識に惹かれるくらい」
思わず眉を顰めるわたしに、理人はふわりと笑って眉間をぐりぐりと突っついてくる。
「だから、あんま無防備になるなよ」
笑みを引っこめて、わたしの顎を掴んだ理人の真剣な瞳に呑まれるように自然と頷いていた。
「よし。いい子」
「……」
にっこりと微笑んだ理人がわたしの頭を撫でる。
兄たちはヤンチャでこういう年上の感じはなかったから、なんだか新鮮。
「今日は集会だからみんな集まってるよ。ビビって腰抜かすなよ?」
「誰が腰抜かすか」
「いいね。強い女は嫌いじゃないよ」
たった四つしか変わらないのに、理人がこんなにも大人に見えるのはわたしが子どもだからだろうか。
この背中に、追いつきたい。
───初めてそう思った。
……それに翔真にだって馬鹿力だの怪力女だの散々言われてきたし。
「───翡翠ちゃん」
顔を上げると、真剣な茶色の瞳と目が合う。
「お前はお前が思うより良い女なんだよ。それこそ、関わった奴らが無意識に惹かれるくらい」
思わず眉を顰めるわたしに、理人はふわりと笑って眉間をぐりぐりと突っついてくる。
「だから、あんま無防備になるなよ」
笑みを引っこめて、わたしの顎を掴んだ理人の真剣な瞳に呑まれるように自然と頷いていた。
「よし。いい子」
「……」
にっこりと微笑んだ理人がわたしの頭を撫でる。
兄たちはヤンチャでこういう年上の感じはなかったから、なんだか新鮮。
「今日は集会だからみんな集まってるよ。ビビって腰抜かすなよ?」
「誰が腰抜かすか」
「いいね。強い女は嫌いじゃないよ」
たった四つしか変わらないのに、理人がこんなにも大人に見えるのはわたしが子どもだからだろうか。
この背中に、追いつきたい。
───初めてそう思った。
