歴代最強のオヒメサマ

頬を撫でた指先を捕まえて、視線を逸らす翔真の頬に手を伸ばす。


「わたしは……鈍いからおまえが言ってくれないとわからない」
「……」
「教えて、翔真。なにがおまえにそんな顔をさせるの」


添えた手に、翔真が重ねるように大きな手のひらで包み込む。


「頬、殴られたんだろ」
「……ああ、」


そういえばそんなことあったな。


「口の中も切れてんだろ」


どこか怒ったように続けた翔真に、うん?と首を傾げる。


「なんで知ってる……?」



ハッとしたように瞳を開いた翔真が、やがて観念したように


「…………キス、しただろうが……」


熱い熱を持った瞳で呟く。