歴代最強のオヒメサマ

「俺たちはお前を探してたんだよ。お前を本当に仲間にするために」


「……は?」


思ってもいなかった内容に目を見開く。

勝手に仲間を偽ったとリンチされることも覚悟していたのに。


「あの時も本当は張ってたんだ。カワセミが現れるだろうポイントにね」
「……それ、俺聞いてないんスけど」
「まあまあ」


理人の目の前では比較的丁寧に話す翔真が、あからさまに舌打ちをする。



「カワセミについては名前が売れすぎた。今一番狙われていると言っても過言じゃない。

俺たち、男だと思ってたけどお前女じゃん?



……だから姫になってもらおうと思って」

「……ひめ?」
「そ。水月の寵愛姫」




寵愛って……。

あからさまにげんなりとした顔になる。


「ちなみにお前に拒否権はないよ」


にっこりと笑う理人の目は笑っていなくて、リンチされるよりはいいかと渋々頷く。



「俺たちに守らせてよ。


───六代目水月の寵愛姫、本堂翡翠ちゃん」