「水月を狙う族を色々と潰してくれたらしいね」
「……」
「なんでお前がカワセミって呼ばれているか知ってる?」
「さあ?知らない」
「風を鎮め、海を穏やかにするカワセミはそのあまりの美しさに飛ぶ宝石とも呼ばれている」
へえ、そんな意味だったんだ。
どこか他人事みたいに納得するわたしを察したように理人は頬杖をつく。
「俺たち水月は、水面に映る月。まあ、海だと仮定して……つまりお前は俺たちの仲間だと思われてんだよね」
「……!」
翔真に会おうと思って探して、水月に行き着いた。
けれど、兄たちに止められてどうしたらいいかわからなくて、それでも同じ世界にいたくて。
……そんな我儘が、迷惑をかけている。
自己嫌悪で吐き気がしそうだった。
「だからね、」
理人の穏やかな話口にも気づかないほどに。
「……」
「なんでお前がカワセミって呼ばれているか知ってる?」
「さあ?知らない」
「風を鎮め、海を穏やかにするカワセミはそのあまりの美しさに飛ぶ宝石とも呼ばれている」
へえ、そんな意味だったんだ。
どこか他人事みたいに納得するわたしを察したように理人は頬杖をつく。
「俺たち水月は、水面に映る月。まあ、海だと仮定して……つまりお前は俺たちの仲間だと思われてんだよね」
「……!」
翔真に会おうと思って探して、水月に行き着いた。
けれど、兄たちに止められてどうしたらいいかわからなくて、それでも同じ世界にいたくて。
……そんな我儘が、迷惑をかけている。
自己嫌悪で吐き気がしそうだった。
「だからね、」
理人の穏やかな話口にも気づかないほどに。
