「…わ、わらっ……!」


ぼふんっと音がなりそうな勢いで赤くなった顔で口をパクパクさせている委員長に首を傾げると、


「……っごほん。少し取り乱してしまいましたわ」


黒髪の三つ編みを肩のところではらって、まだ赤い顔でそう言った。


「……大丈夫?」
「ええ。圧倒的美に対する免疫がまだ私にはなかったみたいですわ」
「び……?」


よく分からないことを言い出した委員長に首を傾げていると、チラチラとこちらを見ていた委員長が僅かに眉を寄せる。