歴代最強のオヒメサマ

わたしの知らないところでどれだけ翔真は後悔をしただろう。

苦しんだだろう。

自分を庇って幼馴染が怪我をしたなんてきっと優しい翔真は、わたし以上に傷付いたんだろう。


翔真がいなくなったことに意識を取られて、今まで気付かなかった。




───馬鹿なわたしは今ようやく、翔真が離れていった理由を知った。



「……わたしは何度あの日がやり直せたとしても、同じことをすると思う」
「っ、」


翔真の顔が悲痛に歪む。

理人でさえ眉を顰めるのがわかった。