「……っ翡翠!」
よかった、翔真が無事で。
朧げな視界の端に翔真が映って心底安堵したのを覚えている。
───でもそれはきっとわたしだけで。
翔真はきっと計り知れないくらいの痛みを抱えたんだろう。
目覚めた病院で翔真は軽傷だと聞いてひどく安心した。
わたしはというと、翔真がなんとか手すりを掴みながら勢いを殺してくれたおかげで頭や背中の怪我も軽症で唯一右足が折れていただけだった。
けど頭を打ったこともあって一応検査入院となった。
全身に打撲痕はあれど、歩道橋から落ちたにしては軽症でわたしは特に気にしていなかった。
あれから姿を見せない翔真がやっと会いに来た日。
病室の入口で立ち尽くして、今思えば真っ青な顔で、
「……悪ぃ」
そう言って走り去っていく背中。
よかった、翔真が無事で。
朧げな視界の端に翔真が映って心底安堵したのを覚えている。
───でもそれはきっとわたしだけで。
翔真はきっと計り知れないくらいの痛みを抱えたんだろう。
目覚めた病院で翔真は軽傷だと聞いてひどく安心した。
わたしはというと、翔真がなんとか手すりを掴みながら勢いを殺してくれたおかげで頭や背中の怪我も軽症で唯一右足が折れていただけだった。
けど頭を打ったこともあって一応検査入院となった。
全身に打撲痕はあれど、歩道橋から落ちたにしては軽症でわたしは特に気にしていなかった。
あれから姿を見せない翔真がやっと会いに来た日。
病室の入口で立ち尽くして、今思えば真っ青な顔で、
「……悪ぃ」
そう言って走り去っていく背中。
