思わず目を瞬いてその額に手を伸ばす。
「熱でもあるのか?」
「…………」
わたしの手を取って再び勢いよく突っ伏した翔真に首を傾げていると、
「───どう?調子は」
扉が開いて理人が中をのぞき込むように顔を出した。
「ヤッてんのかと一瞬思ったけどさすがに自重したね。えらいえらい」
「………病人に手なんか出しませんよ」
「そ?俺も混ざろうかと思ってたのに」
「………クズかよ」
にこにことした理人とは反対に翔真はわかりやすく顔を顰めた。
「………どうしてわたしが翔真と殺るんだ?」
「うん?」
「……………はあ、」
眉を顰めて首を傾げたわたしに、理人がぱちぱちと目を瞬く。
翔真が大きくため息を吐いて天井を見上げたのが視界の端に映った。
「熱でもあるのか?」
「…………」
わたしの手を取って再び勢いよく突っ伏した翔真に首を傾げていると、
「───どう?調子は」
扉が開いて理人が中をのぞき込むように顔を出した。
「ヤッてんのかと一瞬思ったけどさすがに自重したね。えらいえらい」
「………病人に手なんか出しませんよ」
「そ?俺も混ざろうかと思ってたのに」
「………クズかよ」
にこにことした理人とは反対に翔真はわかりやすく顔を顰めた。
「………どうしてわたしが翔真と殺るんだ?」
「うん?」
「……………はあ、」
眉を顰めて首を傾げたわたしに、理人がぱちぱちと目を瞬く。
翔真が大きくため息を吐いて天井を見上げたのが視界の端に映った。
