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───その日の翔真はなにかがおかしかった。
切れ長の瞳はどこかとろんとしていて、眉をずっと寄せていて顰めっ面で。
「翔真」
「…んだよ?」
返事もいつもよりワンテンポ遅い気がする。
「おまえ……」
頬を両手で包み込むように触れてこてん、と額を合わせると、
「……熱ある」
あまりの熱さに顔を顰めてそう言えば、こちらの様子を伺ってた千佳や椿が慌てたように動き出すのを横目に、翔真を押し倒す。
「は……?翡翠、お前……こんなところで……!?」
「なに言ってるんだ…?」
「………」
なにやら気まずそうに目を逸らす翔真に首を傾げつつ、総長室の扉を開けに行く。
───その日の翔真はなにかがおかしかった。
切れ長の瞳はどこかとろんとしていて、眉をずっと寄せていて顰めっ面で。
「翔真」
「…んだよ?」
返事もいつもよりワンテンポ遅い気がする。
「おまえ……」
頬を両手で包み込むように触れてこてん、と額を合わせると、
「……熱ある」
あまりの熱さに顔を顰めてそう言えば、こちらの様子を伺ってた千佳や椿が慌てたように動き出すのを横目に、翔真を押し倒す。
「は……?翡翠、お前……こんなところで……!?」
「なに言ってるんだ…?」
「………」
なにやら気まずそうに目を逸らす翔真に首を傾げつつ、総長室の扉を開けに行く。
