歴代最強のオヒメサマ

「翡翠」



一心不乱に拳を振るわたしを羽交い締めするように止めた翔真の声に、はっと我に返る。


気付けば誰も立っていなかった。



「翡翠」




こんなバケモノでも、翔真は躊躇いなくわたしに触れる。




………あったかい。



じんわりと密着した肌から伝わる体温に、ひどく安堵する。

もっとこの腕の中にいたい。