歴代最強のオヒメサマ

いつの間にか思い上がっていた。

馬鹿な勘違いをしてた。

翔真がわたしを好きになるよりも前からわたしは、きっと───



「………千佳、少し寄るところがある」
「僕も行くよ」



翔真とは違う小さな手がわたしの手を掴む。

まるでひとりじゃないと言われてるみたいで少し落ち着く。




「寄るところが敵の族とか聞いてないよ!」
「そうだったか?」
「ここはオシャレなカフェとかでしょ!?僕そう思ってたんだけど!」
「そう、なのか……?」
「ぜぇったいそうだって!!」


なにやら血気迫る勢いの千佳に半笑いしつつ、殴りかかってくる敵を交わす。


「でも、逃げずに一緒に居てくれたな?」
「……そりゃあ、これでも特攻隊長だからね!」