歴代最強のオヒメサマ

「…………お前さ、」


目を見開くわたしに手ぶらで戻ってきた翔真が、ソファの肘掛に両手を置いてわたしを囲む。


「そういえば、なんでおれって言うようになった?」
「はあ?今それ関係ないだろ……それに近い、」
「いいから答えろよ」
「……」
「翡翠」


このまま押し黙って通る相手ではないとわかっているので、はあとため息を吐いて口を開く。


「…………水月が悪く言われる。それに、理人も」



こんなにいい奴らなのに、わたしのせいで水月は大したことないと言われる。


姫の乗っ取りとも言われてわたしだけならいいけど、理人も六代目のみんなも悪く言われる。




わたしが、女だから……。