次に目が覚めたときは、真っ暗な総長室だった。
───しまった。
告白の最中に寝てしまった。
それも、二回も言わせたのに。
怒っているだろう翔真を想像してさあっと顔が青くなる。
寝惚けてたせいで、千佳たちの前でも散々醜態を晒した気がする。
どれだけ恥ずかしくてもずっとこの場所にいられるわけでもないので、意を決して扉を開ける。
「───起きたのか」
中にいたのは翔真だけで、他には誰もいなかった。
どこか拍子抜けしながら、冷蔵庫からペットボトルを取り出す翔真を視線で追う。
「みんなは?」
「椿たちは智哉が送っていった。ついさっき出たばかりだからしばらく帰ってこないんじゃねえかな」
「そう」
「お前も飲む?コーヒーと炭酸水しかねえけど」
「飲む」
「俺、コーヒーにするけどお前は?」
「おれも、」
コーヒーにする。と言おうとした声は翔真が勢いよく閉めた冷蔵庫のドアの音でかき消される。
