歴代最強のオヒメサマ

無言のままの翔真に腕を引かれて倉庫をあとにする。


「───っ翔真!」

「………」
「おい、」
「………」


無言のままの翔真の手を掴んで、無理やり止める。


「どうしたんだよ、」
「…………いい男ってなんだよ」


低く唸るように声を出した翔真の顔は、銀髪に隠れて窺えない。


「そのままだけど?」

「………智哉の方がいいのかよ?」
「は……?」
「俺より、智哉の方がいいのかって聞いてんだよ」


思わずぱちぱちと目を瞬く。


………どうしてそんな話になったんだ?