「心を受けようようと思ってるんですよね!結構頭がいいところなので深夜まで勉強してるんです」
※心=心中学の呼び方です。
「そ、そうなの?頑張ってね!」
「はい!萌音ちゃんと同じ学校に行けるって思ったら頑張れそうです!」
はぁ~。焦った。
早乙女君がどっか別の学校に行くかと思ったよ。
あ、でも私今中学2年生で、来年になったら中学3年でもう忙しくなってるころだよね・・・。
そのころに入学してくるっていうことだから・・・・・・・・・。
あんまり会えないかもしれない。
「・・・萌音ちゃんは、どこの高校を受けるんですか?」
どこ、だっけ?
あれ?そういえばなにも言われてない。
「あ!!!!!!」
「え!?どうしたんですか!?もしかして、ほかのところに転校でも・・・」
「心中学、高校もあるんだった!」
「・・・。焦りましたよ~!萌音ちゃんが別の学校に行くかと思っちゃったじゃないですか!」
「ごめんね。私忘れっぽくて」
そう、私立心中学は高校もある。
私立心中学というのは本当の名前ではなくて、私が勝手につけた名前。
本当の名前は、私立心高校付属中学だったってわけです。
あ、食べ終わった?
私もちょうど食べ終わったところだし、ごちそうさまするか
「ごちそうさまでした!おいしかったです!」
「ごちそうさまでした!」



