・・・。
気まずーい!
21階だから結構長いんだよね。
どうしよ・・・、あ!

「早乙女君ってさ、誰かと付き合ったことってあるの?」

「えええ!?もちろんないですよ!萌音ちゃんが初めてです」

よしっ初めてもーらいっ
って何盛り上がってるの。
だめだめ、中学生なんだからおとなしくしないと。
 
「・・・。萌音ちゃん、空がーきれいーですね」

え、空見えないけど・・・?
もしかして、気まずいのをやめようとしてる?

「早乙女く・・」

『21階です』

「あ、ついたよ!このマンション実は1フロアが一つの家なんだ。だから21階は私たちの家だよっドア開けるね」

ガチャ

どうかな!?喜んでくれるかな!?

「わぁ~!!!!!こんな家初めてです!ありがとうございます!」

喜んでるみたいでよかった。
えっと、空いてる部屋、、、、、、ここだ。

「早乙女君、この部屋使っていいよ。ベッドもあるからここで寝てね」

「・・・。はい・・!」

あれ?元気ない?
疲れちゃったのかな?

「ソファに座ってゲームでもする?」

「・・・。そうですね」