え! それって知り合いというより幼馴染っていうんじゃ……。
高城さんと木谷さんが幼馴染だなんて初耳だ。そういえば同じ年だし、仕事も同じホテル業界だ。こう聞くととても仲がいいのかと思うけれど、彼の表情を見ると決してそんなことなさそうだ。
「腐れ縁っていうのか、父親同士も交流があるしな。向こうはどう思ってるか知らないが友人と呼べるほど互いを知ってるわけじゃない。それに――」
スッと眉間に皺を寄せ、高城さんの表情が険しさのにじみ出たものに変わる。
「木谷が君と結婚だなんて、考えただけで冷静じゃいられなくなる」
真剣なまなざしでじっと見つめられてドキンと心臓が跳ねる。
高城さんは自分の気持ちにいつも正直な人だと思う。裏表がない誠実さが伝わってきて、改めて素敵な人だなと実感した。
「俺が君の夫だと、木谷に紹介してくれるか?」
「はい」
私がコクンと笑顔で頷くと、高城さんがテーブルの上に置く私の手をやんわりと握った。
「そうだ、君にプレゼントがあるんだよ」
「私に? 今日は誕生日でもないんですが、なんの記念日でしたっけ?」
頭にはてなマークをつけて首を傾げる私に、高城さんはふふっと笑う。そして、真っ白なリボンのかかった紺色の長細い箱を私に手渡した。
「気に入ってくれるかわからないが、開けてみてくれ」
箱につづられたブランドのロゴを見て思わず、あ、と声が小さくこぼれる。
こ、これって……!
高城さんと木谷さんが幼馴染だなんて初耳だ。そういえば同じ年だし、仕事も同じホテル業界だ。こう聞くととても仲がいいのかと思うけれど、彼の表情を見ると決してそんなことなさそうだ。
「腐れ縁っていうのか、父親同士も交流があるしな。向こうはどう思ってるか知らないが友人と呼べるほど互いを知ってるわけじゃない。それに――」
スッと眉間に皺を寄せ、高城さんの表情が険しさのにじみ出たものに変わる。
「木谷が君と結婚だなんて、考えただけで冷静じゃいられなくなる」
真剣なまなざしでじっと見つめられてドキンと心臓が跳ねる。
高城さんは自分の気持ちにいつも正直な人だと思う。裏表がない誠実さが伝わってきて、改めて素敵な人だなと実感した。
「俺が君の夫だと、木谷に紹介してくれるか?」
「はい」
私がコクンと笑顔で頷くと、高城さんがテーブルの上に置く私の手をやんわりと握った。
「そうだ、君にプレゼントがあるんだよ」
「私に? 今日は誕生日でもないんですが、なんの記念日でしたっけ?」
頭にはてなマークをつけて首を傾げる私に、高城さんはふふっと笑う。そして、真っ白なリボンのかかった紺色の長細い箱を私に手渡した。
「気に入ってくれるかわからないが、開けてみてくれ」
箱につづられたブランドのロゴを見て思わず、あ、と声が小さくこぼれる。
こ、これって……!



