「もしもし? 芽衣?」
『あ、小春? 元気?』
草野芽衣は大学時代から連絡が途切れることなく唯一仲良くしている友人だ。私と違っていつもオシャレに気を使っていて、身なりも小綺麗にしている。特別派手というわけではないけれど、垢抜けていて美人でいつもモテていた。
『小春、あのさ、いきなりだけど今度の週末空いてる?』
「う、うん、特に用事はないけど……なにかあるの?」
『よし! じゃあ決まり、優良物件探しのパーティーに行くわよ』
優良物件?
話が飲み込めずスマホを耳にあてがいながらきょとんとしていると、まるでその姿が見えているように芽衣がクスッと笑った。
『高城クラウンホテルズ主催の謝恩会があるのよ』
『あ、小春? 元気?』
草野芽衣は大学時代から連絡が途切れることなく唯一仲良くしている友人だ。私と違っていつもオシャレに気を使っていて、身なりも小綺麗にしている。特別派手というわけではないけれど、垢抜けていて美人でいつもモテていた。
『小春、あのさ、いきなりだけど今度の週末空いてる?』
「う、うん、特に用事はないけど……なにかあるの?」
『よし! じゃあ決まり、優良物件探しのパーティーに行くわよ』
優良物件?
話が飲み込めずスマホを耳にあてがいながらきょとんとしていると、まるでその姿が見えているように芽衣がクスッと笑った。
『高城クラウンホテルズ主催の謝恩会があるのよ』



