今日はすごくいい天気でこのままドライブにでも出かけたい気分だ。
「小春、こっちにおいで」
真っ白なタイル張りの床に立つ彼はすでにカチッとスーツをまとって、まぶしく輝いていた。私は彼の隣に歩み寄り、肩を寄せテラスの手すりに指を絡めた。
「とても穏やかな朝ですね。海がこんなに綺麗だなんて知らなかったです」
遠くで波が静かに歌うように打ち寄せる音が心地よかった。
「小春」
しばらく言葉を交わさず、二人だけの時間に浸っていると、湊さんが改まる。彼の瞳は真剣に私を見つめていた。
「渡したいものがあるんだ」
すると彼は、深い紺色のベルベット生地で覆われた小さな箱をポケットから取り出して中を私に見せた。中に収められていたのは、シンプルでありながら気品を感じさせるプラチナのリング。余計な飾りもなく、光を受けるたびにそっと輝くその指輪は、まるで私たちの未来をまっすぐに示しているようだった。
言葉が出ない。
驚きと胸の奥に広がる幸せとがぐちゃぐちゃに絡まって、声にすることができなかった。そんな私に、彼はやさしく微笑んだ。
「小春が離れたいと思っても、俺は一生手離さない」
「小春、こっちにおいで」
真っ白なタイル張りの床に立つ彼はすでにカチッとスーツをまとって、まぶしく輝いていた。私は彼の隣に歩み寄り、肩を寄せテラスの手すりに指を絡めた。
「とても穏やかな朝ですね。海がこんなに綺麗だなんて知らなかったです」
遠くで波が静かに歌うように打ち寄せる音が心地よかった。
「小春」
しばらく言葉を交わさず、二人だけの時間に浸っていると、湊さんが改まる。彼の瞳は真剣に私を見つめていた。
「渡したいものがあるんだ」
すると彼は、深い紺色のベルベット生地で覆われた小さな箱をポケットから取り出して中を私に見せた。中に収められていたのは、シンプルでありながら気品を感じさせるプラチナのリング。余計な飾りもなく、光を受けるたびにそっと輝くその指輪は、まるで私たちの未来をまっすぐに示しているようだった。
言葉が出ない。
驚きと胸の奥に広がる幸せとがぐちゃぐちゃに絡まって、声にすることができなかった。そんな私に、彼はやさしく微笑んだ。
「小春が離れたいと思っても、俺は一生手離さない」



