はぁ、もう離さないって言ったのに。
そりゃ、仕事をしている湊さんはきっとかっこいいんだろうなって想像もしたけど。
相変わらず湊さんは忙しい毎日を送っていた。気づけば季節も夏が終わりかかって、日も少し短くなったような気がする。
湊さんは今日も大事な会議だからと言って朝早くから出かけて行った。本音を言えば、今日はふたりで一日ゆっくり過ごしたかった。なぜなら、今日は私の誕生日だったからだ。
でも、今日に限って忙しそうだし……。
湊さんに自分の誕生日がいつかなんて話した記憶はない。私にとって今日は特別だけど彼にとっては何の変りもない、いつもの日常なのだ。
きっと、知らないよね、仕方ないか。
私はきっと彼の物であろうネクタイピンを眺め、ポケットに入れる。プレゼントされたダイヤのネックレスも毎日身に着けているのに、湊さん自体が遠い存在だ。
『今日は誕生日でしょう?』そう言って祖父母が気を使って仕事を早めに切り上げてもいいと言ってくれた。明日も休みだから少しはゆっくりできる。でも湊さんは仕事だし、自分に時間があるからといって、友達にいきなり食事に行こうと誘っても迷惑だろう。結局、なにもせずままマンションに帰宅し、少し横になっていたらいつの間にか夜になっていた。
そりゃ、仕事をしている湊さんはきっとかっこいいんだろうなって想像もしたけど。
相変わらず湊さんは忙しい毎日を送っていた。気づけば季節も夏が終わりかかって、日も少し短くなったような気がする。
湊さんは今日も大事な会議だからと言って朝早くから出かけて行った。本音を言えば、今日はふたりで一日ゆっくり過ごしたかった。なぜなら、今日は私の誕生日だったからだ。
でも、今日に限って忙しそうだし……。
湊さんに自分の誕生日がいつかなんて話した記憶はない。私にとって今日は特別だけど彼にとっては何の変りもない、いつもの日常なのだ。
きっと、知らないよね、仕方ないか。
私はきっと彼の物であろうネクタイピンを眺め、ポケットに入れる。プレゼントされたダイヤのネックレスも毎日身に着けているのに、湊さん自体が遠い存在だ。
『今日は誕生日でしょう?』そう言って祖父母が気を使って仕事を早めに切り上げてもいいと言ってくれた。明日も休みだから少しはゆっくりできる。でも湊さんは仕事だし、自分に時間があるからといって、友達にいきなり食事に行こうと誘っても迷惑だろう。結局、なにもせずままマンションに帰宅し、少し横になっていたらいつの間にか夜になっていた。



