ブルーレモネード

蒼風りせside

高校までの私はかなり地味だった

何をやっても平均程度で、別に可愛くもなければブスという程でもなくて

クラスの男子からは「あれくらいが丁度いい」みたいに言われることが多かった

もちろん彼らが貶す意味で言ってはいない事は何となく分かっていたけれど

褒められてはいない事も分かっていた

だから私は大学に入って変わった

変わる努力を誰よりもした

メイクだって色んな動画や記事、雑誌を見て勉強した

自撮りの仕方だって

だから今私の周りで高校時代の私を知っているのはせなくらいで

去年の夏

何となくであげた自撮りがSNSでプチバズをして

同じ大学の中で私のことを知らない人はほぼいないくらいの知名度を得た

それはもちろん悪い意味ではなくて

「うちの大学にこんな美人いたんだ」とかプラスの意味で

インフルエンサーって程ではなくても人生で1番承認欲求を満たされたし、告白やナンパもされ始めた

全部断ってるけど

だからこそ今の私の地位があるのは紛れもなく

努力の結晶だって胸を張って言える

それが私、蒼風りせなんだと