次の日の朝

出勤途中、会社のすぐ近くの信号で待っていた。


すると突然、誰かに後ろから声をかけられた。


「せーんぱいっ!おはようございます」


声の主は昨日一緒に飲みにいった小宮くんだった。

歩いて出勤してるんだ…。


「あ、おはよう小宮くん!」


「あれ?なんか顔が疲れてますね?もしかして昨日僕が誘っちゃったせいで余計疲れたとか!?」


「ううん全然そんなことないよ、大丈夫」


「そうですか…あでも旦那さん心配してましたよね!」


「……ううん……するわけない……」


ついボソッと言ってしまった。


「え?」



「ごめん!なんでもない!ほんとに、大丈夫だから!」


ハッとしてすぐに言い直した。