手を振りながら奏人の前にいく。



「奏人、おはよう。」

「おはよう、みのり。」



奏人が今後誰かのヒーローになるとして


私以上にぴったりな人はいないの!



なんでかって?


だって、幼馴染だよ?


かれこれ10年。

奏人をいつも隣で見守ってきたの。




わたしと奏人の絆の深さは誰にも知り得ない


奏人の腕に軽く自分の腕を絡める。


奏人は鈍感なの


これぐらいあざとくやらないと!