彼のヒロインになる方法




「やっぱりみのりは少女漫画みたいな告白がいいのかなって思って。
みのりが好きだった漫画を参考にすることにするよ。」




わたしの好きな少女漫画。

わたしが奏人に一度だけ読ませたことのある少女漫画は一つだけ。




「すきだよ……やっと届いた……。
みのり、俺と付き合ってください。」

「……!!は、はい!!」







わたしが奏人のヒロインになる方法。



それは、ちょっとの勇気と愛おしさ。









《end》