彼のヒロインになる方法

✩.*˚





「懐かしーー!!」

「よく小学生の頃遊びに来てたよね。」



引きずられてきたのはわたしと奏人と茉優でよく遊んでいた公園。


結構広めの公園で、遊具もお花も沢山充実していて大好きな場所。


そんな公園でわたしが一番好きだったのは、お花のベンチ。



花畑を一望できるところにセッチされたベンチで心躍るここが大好きだった。



そんな大好きなベンチに二人で座ってアイスを食べている今。


周りにはほとんど人が居なくてわたしたちだけの貸し借り状態。



なんてロマンチック!!



「なんか半ば強引に連れてきたよね。ごめん。」

「違うよ!!
ただわたしが手を繋ぐのに慣れてなくて戸惑っただけだから!!!」



誤解は嫌だ!!

だから必死に否定したら、クスって笑われて。