でもわたしは耐えた。
先生に言うのも、親に言うのも、友達に言うのもなんだか違う気がして。
でも人は限界に近づくと、体に変化が出てくる。
「みのり、給食全然食べないじゃん。」
「そ、そうかな……?」
よ、よく見てやがる茉優。
いつもはなんも考えないくせに……。
「気のせいだよ。それか夏バテ!」
「そうなの??気をつけなよ。」
このところ人の怒りの感情ばっか受けてたせいか、優しさにもろい。
こんなことで泣きそうになるなんて……。
ガタン!バタン!!バン!!!
「〜〜~!!」
「〜〜~!!」
聞こえてきたのは隣のクラス。
何かが壁やら床やらに叩きつけられる音がこっちにまで聞こえてくる。



