「じゃあまず水魔法ね。手のひらから魔力を絞り出して、水に変換するイメージで」
「絞る・・・」
体内をめぐる魔術をぎゅっと凝縮し、手からあふれてくる魔力を水に変換する。
すると、ホントに手のひらから水が流れ出てきた。
「うんうん、いいよ。ネフは呑み込みがはやいね」
「・・・うん」
シオンが笑顔で褒めてくれて、私は照れを振り払うように短く返事をした。
「次は火魔法。水魔法と同じような感じで、水を火にすればいいよ」
説明は簡潔だけど、水魔法でコツを掴んだのと、知識が頭にあるお陰でシオンに置いていかれずに済んだ。
温かい魔術を掌に出し、段々と熱く、火に変わっていくところを想像する。
すると、手のひらに火の玉が浮かんだ。
「上手い上手い!よくできてるよ。そうしたら、その球を投げてみて、あそこの的に当てて」
「・・・こ、う?」
浮いている火の玉を遠くの的に投げつけると、その球はハイスピードで的に向かっていった。
そのまま的を貫通し、後ろの壁に当たって消える。
その的は真ん中が黒く焦げながら煙が上がっていたので、そのまま水魔法の球を投げて煙を消した。
「えー・・・なんでだろう、すごく変だな。こんなすぐに使えるようにはならないのに。おかしいなぁ」
シオンが不思議そうに私を眺め、首を傾げた。
そのまま手のひらに緑の球を浮かべ、それをどこかへ飛ばす。
「今のは・・・?」
「今のは風魔法だよ。念話っていってね、風に言葉を込めて遠くの人に届けられるんだ。ネフもやる?・・・あぁ、先に土魔法をやろうか」
シオンは笑みを浮かべながら手を地面にかざすと、その地面が盛り上がって鋭い突起が出てきた。
狩り用なのだろうか、獲物の下から発生させたら串刺しにできる。
「まぁ、こんな感じにも使えるし、土壁も作れるよ」
もうなにかアドバイスをする気がなくなったのか、シオンは笑顔で傍観しはじめた。
シオンに言われた通り、地面に手をかざし、土を動かして壁を作る。
魔力が込められた土は魔物のように蠢いて積み重なった。
「・・・うん、やっぱりおかしいね。えっと、あと風魔法があるでしょ?あとは水魔法の派生の氷魔法と雪魔法、火魔法の派生も炎魔法、空間魔法、転移魔法があるんだけど。・・・なんとなくわかるならやっていいよ」
シオンが、もうあきらめようと言わんばかりに手を振った。
風・・・風。
「あっ・・・」
風が土を巻き込み、竜巻のように巻き上がった。
次は氷と雪。
水を凍らせ、大きな氷の塊を地面に出す。
そのあと雪も作り、炎魔法でその氷を溶かした。
「・・・空間魔法?」
ブラックホールをイメージし、目の前に黒い丸を出す。
何も言えない黒の丸に手を突っ込むと、どこまで腕を入れても壁には当たらなかった。
あれ・・・できちゃったんだ。
あとは転移魔法。
じゃあ風詠宮に転移してみようか。
ここから風詠宮の魔法陣に移動するところをイメージし、魔力を押し込むと、魔法陣で転移したときと同じ感覚がした。
気付くと緑の壁が目に入り、本当に転移が出来たんだと驚いた。
「絞る・・・」
体内をめぐる魔術をぎゅっと凝縮し、手からあふれてくる魔力を水に変換する。
すると、ホントに手のひらから水が流れ出てきた。
「うんうん、いいよ。ネフは呑み込みがはやいね」
「・・・うん」
シオンが笑顔で褒めてくれて、私は照れを振り払うように短く返事をした。
「次は火魔法。水魔法と同じような感じで、水を火にすればいいよ」
説明は簡潔だけど、水魔法でコツを掴んだのと、知識が頭にあるお陰でシオンに置いていかれずに済んだ。
温かい魔術を掌に出し、段々と熱く、火に変わっていくところを想像する。
すると、手のひらに火の玉が浮かんだ。
「上手い上手い!よくできてるよ。そうしたら、その球を投げてみて、あそこの的に当てて」
「・・・こ、う?」
浮いている火の玉を遠くの的に投げつけると、その球はハイスピードで的に向かっていった。
そのまま的を貫通し、後ろの壁に当たって消える。
その的は真ん中が黒く焦げながら煙が上がっていたので、そのまま水魔法の球を投げて煙を消した。
「えー・・・なんでだろう、すごく変だな。こんなすぐに使えるようにはならないのに。おかしいなぁ」
シオンが不思議そうに私を眺め、首を傾げた。
そのまま手のひらに緑の球を浮かべ、それをどこかへ飛ばす。
「今のは・・・?」
「今のは風魔法だよ。念話っていってね、風に言葉を込めて遠くの人に届けられるんだ。ネフもやる?・・・あぁ、先に土魔法をやろうか」
シオンは笑みを浮かべながら手を地面にかざすと、その地面が盛り上がって鋭い突起が出てきた。
狩り用なのだろうか、獲物の下から発生させたら串刺しにできる。
「まぁ、こんな感じにも使えるし、土壁も作れるよ」
もうなにかアドバイスをする気がなくなったのか、シオンは笑顔で傍観しはじめた。
シオンに言われた通り、地面に手をかざし、土を動かして壁を作る。
魔力が込められた土は魔物のように蠢いて積み重なった。
「・・・うん、やっぱりおかしいね。えっと、あと風魔法があるでしょ?あとは水魔法の派生の氷魔法と雪魔法、火魔法の派生も炎魔法、空間魔法、転移魔法があるんだけど。・・・なんとなくわかるならやっていいよ」
シオンが、もうあきらめようと言わんばかりに手を振った。
風・・・風。
「あっ・・・」
風が土を巻き込み、竜巻のように巻き上がった。
次は氷と雪。
水を凍らせ、大きな氷の塊を地面に出す。
そのあと雪も作り、炎魔法でその氷を溶かした。
「・・・空間魔法?」
ブラックホールをイメージし、目の前に黒い丸を出す。
何も言えない黒の丸に手を突っ込むと、どこまで腕を入れても壁には当たらなかった。
あれ・・・できちゃったんだ。
あとは転移魔法。
じゃあ風詠宮に転移してみようか。
ここから風詠宮の魔法陣に移動するところをイメージし、魔力を押し込むと、魔法陣で転移したときと同じ感覚がした。
気付くと緑の壁が目に入り、本当に転移が出来たんだと驚いた。



