「そういえばラグト、・・・ラグト?お~い、ラグト~?」
「なんだ、のぼせてるのか?ラグトがなんて珍しいな」
「そうだね。出した方がいいかな?ラグト、大丈夫?」
のぼせてしまったのか、ラグトはシオンに声を掛けられても反応しない。
私も手伝おうか、と声を掛けながらラグトに近づいた時、ラグトがハッとこちらに意識を取り戻した。
「あ、あ、ごめん・・・大丈夫。ちょっと緊張してさ」
「緊張?」
恥ずかしそうなラグトに訊き返すと、ラグトは苦笑した。
「女の子とお風呂入るなんて初めてだし・・・それどころか女の子と話したことないからさ。初めて女の子と話した日にしては急展開すぎて」
「そういえばラグトは女の子と話さないよね。まぁ、俺たちもだけど」
「俺なんて女の間で噂になってるらしいぞ?『不気味で変人な毒使いがいる』って」
なんだ、その不名誉すぎる噂。
「まぁまぁ、いいじゃん。俺らが目立てばシル様の存在がバレる可能性が減ってくんだから!」
ラグトが気を取り直すように言い、2人も頷いた。
「ところでネフ、なんでそんな端っこに居るの?」
「え、いや・・・」
「もっとこっちおいでよ。宵月では、お風呂は話す場所っていう決まりがあるんだよ。ネフも一緒にいろいろ話そう」
「・・・うん」
ほんとにいい人たちなんだな。
こんな人たちだからこそ、申し訳なくなる。
私がここにいるって知られたら、おそらくグラナザル帝国が黙っていない。
それこそ国際問題になるはずだ・・・って。
「・・・ねぇ、ここどこなの?」
「え?夢路宮のお風呂だけど・・・あぁ、そういうこと?ここはグラナザル帝国の隣にある、ヴェルディア王国だよ」
ヴェルディア・・・聞いたことはないけど、魔導師の記憶にはあるかも・・・。
「ありがとう」
お礼を言うと、シオンは嬉しそうにもう一度口を開いた。
「じゃあ、なにについて話す?」
「シオン、いつもよりテンション高いな」
「そりゃあ、可愛い妹みたいな子ができたんだからね」
妹・・・主の敵だった(?)私が、妹。
・・・あぁ、私はなんでこんなことをしてるんだろう。
妹みたいだと言ってくれる人たちを、戦争に巻き込んでしまうかもしれない。
私も、この人たちを兄だと思える日が来るんだろうか。
いや、私にその資格はない。
優しい人たちを巻き込んだ責任を取らなければいけないんだから。
「ごめん、慣れなくて少しのぼせたかも。私もう出るね」
「あ、そう?じゃあ慣れてきたら話そうね」
シオンが優しい笑顔で言ってくれ、私は頷きながら湯船をあがり、お風呂を出た。
「なんだ、のぼせてるのか?ラグトがなんて珍しいな」
「そうだね。出した方がいいかな?ラグト、大丈夫?」
のぼせてしまったのか、ラグトはシオンに声を掛けられても反応しない。
私も手伝おうか、と声を掛けながらラグトに近づいた時、ラグトがハッとこちらに意識を取り戻した。
「あ、あ、ごめん・・・大丈夫。ちょっと緊張してさ」
「緊張?」
恥ずかしそうなラグトに訊き返すと、ラグトは苦笑した。
「女の子とお風呂入るなんて初めてだし・・・それどころか女の子と話したことないからさ。初めて女の子と話した日にしては急展開すぎて」
「そういえばラグトは女の子と話さないよね。まぁ、俺たちもだけど」
「俺なんて女の間で噂になってるらしいぞ?『不気味で変人な毒使いがいる』って」
なんだ、その不名誉すぎる噂。
「まぁまぁ、いいじゃん。俺らが目立てばシル様の存在がバレる可能性が減ってくんだから!」
ラグトが気を取り直すように言い、2人も頷いた。
「ところでネフ、なんでそんな端っこに居るの?」
「え、いや・・・」
「もっとこっちおいでよ。宵月では、お風呂は話す場所っていう決まりがあるんだよ。ネフも一緒にいろいろ話そう」
「・・・うん」
ほんとにいい人たちなんだな。
こんな人たちだからこそ、申し訳なくなる。
私がここにいるって知られたら、おそらくグラナザル帝国が黙っていない。
それこそ国際問題になるはずだ・・・って。
「・・・ねぇ、ここどこなの?」
「え?夢路宮のお風呂だけど・・・あぁ、そういうこと?ここはグラナザル帝国の隣にある、ヴェルディア王国だよ」
ヴェルディア・・・聞いたことはないけど、魔導師の記憶にはあるかも・・・。
「ありがとう」
お礼を言うと、シオンは嬉しそうにもう一度口を開いた。
「じゃあ、なにについて話す?」
「シオン、いつもよりテンション高いな」
「そりゃあ、可愛い妹みたいな子ができたんだからね」
妹・・・主の敵だった(?)私が、妹。
・・・あぁ、私はなんでこんなことをしてるんだろう。
妹みたいだと言ってくれる人たちを、戦争に巻き込んでしまうかもしれない。
私も、この人たちを兄だと思える日が来るんだろうか。
いや、私にその資格はない。
優しい人たちを巻き込んだ責任を取らなければいけないんだから。
「ごめん、慣れなくて少しのぼせたかも。私もう出るね」
「あ、そう?じゃあ慣れてきたら話そうね」
シオンが優しい笑顔で言ってくれ、私は頷きながら湯船をあがり、お風呂を出た。



