それは付き合い始めてから1年記念日の夜のこと。 「もも、本当にいいの?」 私は目の前にいる彼氏、真人に頷いた。 今日私はパパとママに友達の家に泊まっていると嘘をついて 両親が旅行中の真人の家で 人生初の………夜を迎えるのだ。 真人は私を優しく抱きしめると、両手で私の顔を包み込む。 大好き 大好き 微笑み合った私たちは 今までに何度も交わしてきたキスをした。