４年生半ば
俺は少年野球に入部した。
クラスが違う家が近所の
イセ、ヒデ、俺と3人で。

同じクラスメイトもいるが
先に入部をしていて言わば経験も違っていた。

俺ら3人は野球未経験者。
未経験は、安いグローブに
ダサい運動がしやすいジャージだ。

ユニフォームやスパイク
高いグローブが早く欲しいなと思いながら
練習に精を出した。

小学校野球部でも、縦社会だ。
監督、コーチの言う事が絶対
先輩に敬語

監督１人にコーチが2人。
監督は物静かだが、怒る時は怒号が飛ぶくらい激怒する
コーチの1人は常に厳しくよく怒る。
もう１人のコーチはと言うと
仏の様な笑顔と優しさで教えてくれたのだ。

飴と鞭を初めて経験した。

練習メニューは
ラーニング
体操
キャッチボール
遠投
ノック
トスバッティング
ティーバッティング
スライディング練習

と、ノック迄が毎日の固定メニューで
あとは日によってのセットメニューだ。

土日はキツかった。
午前中は練習
午後からは紅白試合
赤と白に分かれて試合をする形式で
一日中練習漬けだった。