俺の痛みに金を払え

直子:みんなの所いこっか!
と言い
としとあゆみちゃんが待つチャリ置き場へ行った。

とし:どーやった?

直子:実は今日から

あゆみ:おめでとう

とし:まじかー

あゆみ:狂くん、直子ちゃん泣かしたらゆるさんよ

と笑いながら俺に言った!
としはニヤニヤし俺におめでとうと声をかけてくれて

4人で近くの田んぼ道へ行き
くだらない事を話し
青春と言う時間を過ごした。

その日の夜はとしの家で過ごした。

とし:いいなー彼女できて

俺:なんかピンとこんけど
としも作ったらいいやん

とし:俺、年上がいいからな
3年ブスばっかやけ笑

俺:年上かぁ!
としならすぐできそうやにな

とし:まぁ、今はこーやって狂と遊ぶ方が楽しいけいらんわ

俺:嬉しいな
ありがとう

とし:あ、今週土曜
ケンが会いにくるみたいやけ
一緒あってあげてくれん?

俺:いいけど緊張するな!
土曜部活なんやねん?

とし:ケンがわざわざ来るし
俺達、3兄弟の初顔合わせや
やけ休むわ!

俺:大丈夫なん?とりあえず
俺直子ちゃんと約束したけ
遅刻多いけどこれから毎日学校行くわ!

とし:まじ?嬉しいな

と色んな話を夜中までした。
夜中俺は自宅に戻り
風呂に入り寝た。

自宅に戻って一番最初に目につくのが
親父の血痕のシミ。
俺はそれを見るたび
あの光景が鮮明に甦り
同じ時間の中を繰り返してる。

時間にして30分身動きがとれなくなり放心状態となる。
俺のトラウマは日を追うごとに酷くなっていった。