俺の痛みに金を払え

待ちに待ったロッテワールドの日。

みんなイキイキとしていた。
絶叫マシンが苦手な俺は
ゲームやらゴーカートに乗って楽しんだ。

不思議と女子は絶叫マシン好きが多い。
男子は苦手な方が多かった。

楽しい時間は一瞬で過ぎ去り
お土産コーナーで
お土産を買った。

俺は拳銃型のリアルなライターを購入し
後はお菓子等
自分様にも、ナイキのアクセサリーを購入した。

昼過ぎには空港に戻り
日本に帰る用意をし
飛行機の荷物検査へと移った。

バックの中へ入れた
お土産のリアルなライターが引っかかって
俺は別室へと連れて行かれた。

直樹:大丈夫なん？

サトシ:先生狂くんが　

俺:チャカがばれたわ笑

先生と別室へ連れていかれ
どーやらライターは飛行機に持ち入れなく
空港から郵送で送る手続きをとった。
飛行機の時間まであまりなかったので
急ぎめにしてもらったが
あまりにもリアルなモデルガンタイプなので
精密に検査をされていた。

案の定飛行機には間に合わなく
次の便へ乗る手続きを担任とガイドが
とっていた。

次の便は運良く空いていて
すぐに予約がとれ
一時間程度時間があくので
俺達はテレビがあるロビーへ
座って待っていた。

直樹:あせったわ

俺:チャカもシャブもばれたわ笑

直樹:あほ笑

そんな会話をしてる中
テレビに大勢の人が群がっていた。
俺達もテレビを見ていると
墜落した飛行機があったようだ。

担任が声を振るわせて

担任:おい、みんな
狂くんに感謝しなさい

みんな:なんで？

担任:さっき乗ろうとしてた
飛行機だよ
狂くんが荷物検査にひっかからなかったらみんな死んでたよ。

みんな:生唾を飲む音
ゴクッ

担任は軽いパニックを起こしていたのだと思う
飛行機を送らせる事を
学校側、親、バスに連絡してなかったのだ。

俺らは飛行機のり
空港へ無事に着いた。

そこには見覚えのある顔でいっぱいだった
心配して
親達が空港に押し寄せていた。

担任が事情を説明し
俺はみんなの親から感謝され

各々帰路へ向かった。
初めての海外で色んな経験をし
現実にはまだ戻れない中
沢山のこと思い出しながら
家へ着いた。

家へつくなり
母親、姉、祖父母、叔父叔母に
お土産を渡し
荷物の整理をし
バック底から
女の子からもらった手紙があった。

見てみると日本語で
最高のチング
私はあなたがすき
手紙を下さいと
彼女の住所がハングルで書いてあった。

俺は淡い気持ちとなり
机の中にそっと思い出をしまった。

俺達の海外旅行は
思い出となり
心の中で生き続ける大切な３日間だった。