桐君はお兄ちゃんじゃない

 ワンピース似合ってますし、私が横を歩いていいのでしょうか……。


「あ、そういえば楓果ちゃん。見たい映画があるんでしたよね!」

「う、うん」

「じゃ、そこに行きましょうか」


 ということで、バスで大きなショッピングモールに向かいました。


 映画のタイトルは……【友達】……。

 友達として知り合った2人が、実は生き別れした双子の姉妹だった!?というお話です。

 少なからずとも、私たちとリンクするところがあり、終始ドキドキしていました。

 そして、双子と知った後でも、『私はあなたの友達でいたい!この関係は、変わらないから!』というところがもう……感動という言葉でしか表せません。

 もう、他のお客さんに紛れて大号泣しちゃいました。

 楓果ちゃんも〈ポロリ……〉くらいで泣いていたので、心に残ったんだと思います。

 ……泣いている横顔も、綺麗なわけですよ。美少女って。


「お腹すきましたね、お昼にしましょう!」

「うん」


 まだ少し余韻に浸っていたいですが……あまり長居はできませんから。