桐君はお兄ちゃんじゃない

「え、量多いね」

「いいえ、このくらい1人で持っていけますので、どうぞ先に帰宅なさってください……」

「いや、さすがにそれは無理じゃない?」


 くっ……。

 さすが【陽】の人間……抜かりないですね……。いい意味で。


「じゃあ、お願いします……」

「え、お願いすること?だって日直でしょ?」


 やめてください……。

 そのキラキラスマイルで私を見ないでください……。

 眩しすぎて失明してしまいそうです……。


「というか、資料室って、狭いみたいだね」

「そうですね……しかも暑いですし……」


 話しかけてもらっていて、申し訳ないのですが……。

 もう、帰りたいです……。

 これは、日直の仕事を速く終わらせて帰るのが得策……!