桐君はお兄ちゃんじゃない

 状況を整理するのでいっぱいいっぱいで……。


「同じクラス」


 ……え?


「へー……!そうなのかい」

「なるほどー!だから仲良しさんだったのねー!」


 あ、なるほど。そうなるんですね……。

 ……え?

 綾瀬君、私のこと、覚えていたんですか……?

 まず、それしか頭になくて、何も考えられません。

 この前、スーパーに行く途中で遭遇した時は……「は?お前、誰?」みたいな反応でしたよね?

 それより……。


「【お兄ちゃん】って……」

「ええ、だって、桐君のが誕生日早いでしょう?」


 ああ、そういうことですね。

 そういう基準で……。

 もうパニック過ぎて、ぼーっとしてきました。


「そういえば、さっき大きな声がしたけど、大丈夫?」


 と思っていたら、お相手の方……綾瀬さんの声に、驚いて肩が跳ねます。

 そ、それは……何て説明しましょう……。