……なのに、竜琉くんはそのウワサを知っていて、今も覚えてるなんて。
「……会ってみたいもんだな」
「え?誰に?」
「誰って、今話した奴に決まってるだろ」
会ってみたい、か。
会ってるだけでなく、仲間として、話してるけど……いくらなんでも私だとは言えはしない。
「あ」
「どした?」
つい、竜琉くんから顔をそらせば河原に私が初めてアールの登録後に話を聞いた不良くんがいた。
私に気付いてくれたみたいで手を振ってしまった。
「……不良に手振るやつなんか見たことねぇぞ俺は」
「ペンダントのこと聞いたから、覚えてくれてたんだね」
って、あれ?振り返してくれそうだったのに、なぜか引っ込めて頭を下げてる。
「……俺はDランクだからな。それを知ってる奴は目を合わすどころか、近づいてすらこない」
「え、そうなの?」
「ああ。大輝たちも同じくな」



