男装してるのにみんな距離が近いです


ペラペラと冊子をめくるも、空白が目立つ。

D区を歩き回って、家に帰ってくるといっきに力が抜けるのか、やる気の全てがペンダントに注ぎられてるからか、だらけてしまうんだよね。

だからアールが更新されるまで頑張ってはいるのだけども……すぐ横にある漫画に誘惑される。気持ちちょっとペンで遠ざけても、漫画を見ちゃう。

「だめだめ、今は宿題をせよ私……!」

さっきから独り言ばかり。手を動かさないと。
やるページに折り目をつければ、スマホが鳴った。

【今、宿題やってるひとー!】

永瑠くんだ。
すぐに大輝くんも涼くんも反応を見せた。

【はーい】
【んなもん知らねぇ】

涼くん、ギリギリまでやらない派の子だ。

【今やってたとこ】

私も返せば、さまざまなリアクションのスタンプが返ってきて、竜琉くんも返してきてくれた。

【集中しろ】
【終わりそうなひとー!】

……あれ。
誰も返事しなくなっちゃった。

「……誰も終わりそうにはないってことか」

これはこれは親近感がすごい。