女子です!言えないけど!
喧嘩の最中に、スケボーに乗ってきた二人に担がれるなんて一ミリも考えてなかった。って考えられるわけないよね!?
予想できるわけないっこんなこと!
──でも……永瑠くんは分かるけど、にらんでフイッとしてた涼くんがどうして?
「ねぇ……」
「あ?……っ見んな!」
不可抗力だけど、お姫様だっこ状態で見上げたら、目が合うなり涼くんは赤くなった。
私、赤くなるようなことした?今は男装中だし、男認識もされてるのに。
「……あんなザコ相手にしててもランクなんざ上がんねぇ。時間のムダだろうが」
「そゆことー!」
なぜか赤い涼くんと、にこにことする永瑠くん。私は合宿所に着くまで涼くんの手からおろされることはなかった──
「おそかったな」
「大丈夫だった?」
合宿所の中に入れば、竜琉くんが珍しくソファの方へ座っていた。大輝くんと隣同士で。
「それがねそれがね?悠ちん、からまれてたんだよねー。大ちゃんお茶プリーズ」
「飲みな飲みな」
「どうせ……見なれない顔だからなめられてるだけだろ」



