……ああ、この間もさっきも、そっぽ向かれたの大輝くんは見ていたのかも。
でも、話はしてくれるから私もうまくやっていくつもり。
「大丈夫。気にしてないよ。アプリの話した時、目こそ合わないものの涼くんも色々教えてくれてたから」
「なら良かった。……って、やば。永瑠がにらんでる。麦茶と悠をお待ちかねだ」
行こっか、と背中を押されて私はソファに座り、満足気な永瑠くんの空のグラスには二杯目の麦茶が注がれていった。
大輝くんも座り、ほどよく涼んだ頃、竜琉くんは空のグラスを私たちの前にある小さなテーブルに置くと私のすぐ横、ソファの肘掛けへと座った。
──なぜか、近い……。
「悠、お前はどうやって喧嘩を覚えた」
「え?」
急にどうやってって言われても……。
私は翠花のために相手をしていただけだしなぁ。
「はじめて喧嘩をするやつの動きではなかったのは確かだが、ものすごい経験があるような感じでもねぇ。どういうことだ」
「喧嘩は一人では出来ないしねぇ……僕も知りたいな」
「ぼくも気になる!」



