……とられたペンダントを取り返すには一人では分が悪く、効率も悪いのは確か。
けど、私が仲間入りしてしまえば例え短い時間で済んだとしても、男のふりをししてる私の正体がバレない保証はどこにもない。
もし女子だとバレて、学校までバレたら……?
そう考えると、はやくペンダントを取り戻してあげたい気持ちがあるのに、簡単に仲間になると言うことが出来なくて……。
でも、大丈夫、気にしないで、と言う翠花の顔がくもり続けてる。もう自分の手元には戻ってこないと思っているから。
ペンダントも笑顔も取り戻すには……
『俺らの仲間になるのが条件だ』──
「仲間……か」
どんなことにもリスクはつきもの。
今は自分の身バレより、大事なのは友達の笑顔を取り戻すこと。くもっている気持ちを晴らせること。
それなら、私は──
【条件をのむ】
電話の向こうにいる、あのメッシュくんにそれだけを告げて電話をきった。



